外伝・「黒衣の伯爵夫人」内の最新情報

「黒い騎士」騒動の頃のエピソードとして、実際の事件をモチーフに描かれている。

姉のオルタンスの住む城へ休養に出かけたオスカルアンドレロザリー
城に着いた彼らを待っていたのは、オスカルの姉であるオルタンスとその娘のル・ルー、そして人々を脅かしている「吸血鬼」の噂だった…。
 姉の住む城の近くには、モンテクレール城という不気味な城があった。そこには、美貌のモンテクレール伯爵夫人と、その甥と言っている美青年リオネルが住んでおり・・しかし、そのリオネルの正体は、ぜんまい仕掛けの人形で、犠牲者を恐ろしい力で拘束し、胸部から突き出す刃で殺害するというものだった。オスカル達は何も知らず、モンテクレール城へと足を運ぶが・・・

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 初頭で述べたように、実際の事件をモチーフとしている。その事件とは、ハンガリーの貴族であるエリザベートバートリーという非常に美しくも、残酷な女性が起こした事件である。
 エリザベートの召使に対する残虐行為は、夫が生きている頃から始まっていた(あるいは召使に対する折檻は夫から教えられた)と考えられているが、夫と死別後に一層エスカレートしたようである。
当初は、近隣の農村の娘を雇ったり誘拐したりして惨殺していたが、やがて下級貴族の娘を「礼儀作法を習わせる」と誘い出し、残虐行為は貴族の娘にも及ぶようになった。
残虐行為は惨く、歳若い娘を鉄の処女で殺しその血を浴びたり、拷問器具で指を切断し 苦痛な表情を見て笑ったり、使用人に命じ娘の皮膚を切り裂いたり 性器や膣を取り出しそれをみて興奮しだすなど性癖異常者だったという。なぜ、そのような行為をしたのかというと・・ある時、粗相をした侍女を折檻したところ、その血が手の甲にかかり、血をふき取った後の肌が非常に美しくなったように思えたということがあってから、若い処女の血液を求めるようになったという。

 地元のルター派の牧師の告発により、役人達は薄々事態に気付いていたが、バートリ家の名誉を考慮し内密にしていたようである。
しかし貴族の娘に被害が及ぶようになると、ハンガリー王家(ハプスブルク家)でもこの事件が噂され始め、1610年に、ついに捜査が行われることになった。
城に入った役人達は、多くの残虐行為が行われた死体と衰弱した若干の生存者を発見した。また、城のあちこちに多くの死体が埋められていることも後に明らかになった。




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