それを記念して、パリでは10月17日に1500人の市民がコンシェルジュリから、コンコルド広場まで、元王妃が処刑される日に辿った道を行列して歩いた。
コンコルド広場の処刑台のあった場所には、白百合とマーガレットの花束が置かれた。
そこで、2000人の市民が、午後12時15分に1分間の黙祷を捧げ、サン=ドゥニの聖堂では死者のためのミサ曲が演奏された。
他方、パリのポルト・ド・ヴェルサイユの体育館では、『私はマリー・アントワネットと申します』という劇が上演され、その際に観衆によって、改めてアントワネットの裁判が行われたという。
その判決の結果はおよそ、国外追放の刑1700票、無罪970票、禁固刑500票、死罪400票しかなかったという。
当時の民衆からしたら、アントワネットに対する憎しみは、それは相当なものだったのだと思います。
しかし、民衆も、14歳で知らぬ国に嫁いできた孤独な気持ちと、自由のない決められた毎日を過ごす、アントワネットの苦しい心情をわかっていれば・・きっと死刑にはできなかったはずです。
何でも満足し、毎日が幸せ・・・そんな日々が一生続く人間は存在しません。
だからこそ、人が人を裁くことはできないし、ありえないことだと思います。