ルイ15世ルイ15世若き日
どんっ(衝撃)ルイ15世の孫のルイ16世の嫁候補アントワネットがどんな娘か、実物を検分に行ってきた大使に向かい、まず真っ先に15世が聞いたのは、「胸は大きかったか?」だそうである。
そろそろ60歳になろうという彼は、とっくに「こよなく愛される王」ではなく、「こよなく無差別に女達を愛する王」となり果てており、国民の人気も宮廷人の尊敬も失われていた。
晩年の15世が、いかに腑抜けであったかは、勃発した孫嫁アントワネットと、愛人デュ・バリー夫人激突をうまく納められず、いたずらに長引かせたことからもうかがえる。
王は、娼婦あがりのデュ・バリー夫人に鼻面を引き回されながら、なおまだ彼女だけでは退屈を紛らせられなかったのか、一夜限りの少女達とのお娯しみを継続していた。
今で言う、ロリコンに近かったらしく、ダルジャンソン侯爵は回想録で、「少女達を相手に刺激を得ようとしていた」と書いている。
写真のルイ15世は若き頃であるが、美青年だったらしい。しかし、もうこの頃には美青年の面影は薄れ、狒々爺(ひひじじい)といった趣だったらしい。
そして、天然痘に倒れたのも、「若い赤毛の百姓娘と関係」して、彼女からうつされたと言われている。
そして、15世が死の床について様子を、ツヴァイクは『マリー・アントワネット』(中野京子訳。角川文庫)で、こう描写している・・。

「そうこうするうち病魔は、王の衰弱し消耗した肉体に死の殴打を加える。
凄まじく膨れ、一面に発疹の出た王の身体は、一瞬も意識は失われないのに、不気味な崩壊へと移ってゆく。
娘たちも、デュ・バリー夫人も、勇気を振り絞って耐えているが、窓を開けていてさえ、ペストのような悪臭が王の部屋に充満する。
人間が死ぬというより、黒ずみ膨張した腐肉が崩れてゆくのだ。なのに、ルイ15世の肉体は、ブルボンの祖先全部の力が集まったかのように、絶え間ない破壊に巨人のごとく抵抗する。
誰にとっても恐ろしい数日だ。
召使達は、凄まじい臭気に気を失い、娘達はなけなしの気力をふりしぼる。
侍医達は、とうに諦めて手を引き、宮廷は身の毛もよだつこの悲劇が早く終らないかと、じりじりしながら待つ。(中略)
しかし旧家ブルボンの巨大な肉体は、なおもう一日持ちこたえる。5月10日火曜日午後三時半、ついにロウソクは消えた。
ささやき声は、すぐにざわめきに変わる。部屋から部屋へ、飛沫をあげる波のように、ニュースが、叫び声が、高まる歓声が走り抜ける。『国王、崩御、国王、万歳!』」

こうして、15世の長い退屈は終った。

目天の恵みとして与えられた頑健な肉体が、かえって死を残酷に長引かせたとは、何と皮肉なことでしょう。
また、彼の死がいかに多くの人々に喜ばれたか、恐るべきものです。
そして、なんといっても、天然痘の原因は・・・女性関係でした。
15世の、女関係が災いして自分に病魔として襲いかかってきたわけです。
いつの時代でも、異性関係は慎むべきです!




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