フランスでは、王位は長子から長子へと受け継がれる決まりが厳密に守られるので、二人の兄のいずれか1人でも健在であれば、彼が国王になることはなかった。
次兄が死んだのは、ルイ16世が生まれる前のことだったのだが、三つ年上の長兄ルイ・ジョゼフとは一緒に遊びながら育った。
長兄は利発・活発で、彼にとっても実に頼もしい兄だった。
しかし、大好きで尊敬もしていた兄が10歳で病死したことが、彼の心に暗い陰を落とした。
そして、父親のフェルディナンも1758年に36歳という若さで病死したため、ルイ16世は11歳で王太子になったのだ。
きっと、尊敬していた長兄が健在であったならば・・・フランス革命というものはおきず、アントワネットも、悲劇の女王なんて言われることはなかったのでは・・・?
ところで、写真のルイ16世の父親はわりと、童顔ですね。健在ならば、彼がルイ16世を名乗るハズだったのですね。