そのベルナールのモデルは存在し、カミーユ・デムーランという男なのである。
ルイ・ル・グラン学院でロベスピエールと共に学んだデムーランは、弁護士としては成功しなかったが、ジャーナリストとして頭角を現し始める。
1789年7月にネッケルの罷免を知ってパレ・ロワイヤル前で行った演説は、バスティーユ襲撃のきっかけとなった。しかし・・・1793年に、ロベスピエールを批判したことで、翌年処刑されている。
彼の妻のロザリー・・ではなく、リュシルは裕福な役人の娘だったが、リュクサンブール公園で出会ったデムーランと恋に落ち、周囲の反対を押し切って結婚したという。
夫を心から愛していたリュシルは、逮捕された夫を助け出すために、ありとあらゆる手段を講じるが失敗に終る・・。
夫の処刑後、自身も反乱分子の汚名を着せられ処刑されることとなった。彼女は、「もうすぐカミーユと会えるわ」と嬉しそうに断頭台に登っていったという。
熱意ってすごいですね・・。