オスカル・・・田島令子、アンドレ・・・赤垣太郎
アントワネット・・・上田みゆき、フェルゼン・・・野沢那智
ロザリー・・・吉田理保子、ジャンヌ・・・松金よね子
1、王太子ルイの錠前作りなど、原作では決して見ることのできなかった何気ない日常のワン・シーンが描かれている。
2、アニばら初期の最大の魅力と言えば、悪役の活躍です。オルレアン公、ド・ゲメネらの濃いキャラが絡み、様々な陰謀をめぐらす。ポリニャック夫人は、原作以上の悪女っぷりで、王妃を翻弄していきます。
3、「首飾り事件」の頃は、正にジャンヌのひとり舞台。「少女時代に苦労したんだから、神様は私を裁けない」と信じ、野望に突き進むが、しかしどこか悪女になりきれず、酒に逃げる。そんな男らしいキャラに描かれている。デュ・バリー夫人も含めて、下層で育った女たちの生き様がアニばらの一つの魅力なのでは。
4、アランの登場により、さらに男クサイ世界へと変化していく。原作とは一味違い、いかつい風貌のアランは、オスカルに惚れるまでもなく、アンドレの親友として、二人の良き兄貴的存在となっている。アランは、アンドレがオスカルを愛していると知った時に、「あんな男みてーな女のどこがいいんだ」と言っている。
5、革命描写に‘味‘をつけた人物が二人いる。1人は、テロを繰り返す超過激派サン・ジュスト・・。そして、アコーディオンの弾き語りで民衆の声を代表する吟遊詩人。当時の民衆の声と、革命の激しさが伝わってくるようであった。
6、アンドレの死、オスカルの死・・・。その衝撃は、アニばらでも変わらない。
そして革命後、青空の下で畑を耕す男が1人・・・。そこに、ベルナールとロザリーが訪ねてくる。そう、彼はなんとアランだったのだ。
王妃の形見の白ばらを持参したロザリーは??原作とは一味違った感動のラスト。