「ベルサイユのばら」上では、一度も出てこない父親の名は、フランツ・シュテファン・フォン・ロートリンゲンという、これまた長ったらしい名である。
そして、小国ロートリンゲンの次男であり、幼いマリア・テレジアの初恋の相手なのである。この時代には珍しく、アントワネットの両親は恋愛結婚に近い形で結ばれているのである。
しかし・・・類いまれな政治力を持った妻に対し、夫フランツは、財務の面では非凡な能力を発揮したが、政治には介入しなかったという。更に、性格は明るく楽天家で遊び好き・・・。宝石をはじめとする美しいものに目がなく、彼のコレクションは現在もウィーンの自然史博物館に陳列されているという。
夫より妻の方が政治力があるということに対して、アントワネットの父親は何も思わなかったのでしょうか。‘楽天家‘というのは、いいことでもありますが・・・男として、プライドを持って欲しい所です。