



王妃となってからというもの、ドレス、宝石、賭博などで浪費三昧・・何もかもが思い通りなる日々を満喫しているうちに、国の内情は悪化していった。アントワネットは子どもを三人産む。(男子二人に女子1人)そして、子どもを宝物のように、愛情深く育て、とても良き母親だったという。→夭逝の王太子ルイ・ジョゼフ
しかし、フランス革命が起こり、投獄される際に、子ども達とは引き離されてしまう。→罪もない国王の子ども達

そして、国王主催のオペラの日・・夜、茂みでアントワネットはフェルゼンとバッタリ会う。その時、二人はやっと気持ちを告白しあえることができたのだ。王妃のせつない愛のセリフは・・・「忘れてください今は!私が王妃であることを・・・愛していますフェルゼン!もうどうすることもできないほど!」


フランスの女王でありながら、フェルゼンと恋をしてしまう・・・。一国の女王がなんてことを・・・!と、思うことは確かではありますが、女王なんちゃらかんちゃらの前に、彼女も人間です。女王という肩書きをとれば、普通の女性なのです。彼女も言っておりますが・・「神様はどうして、平凡な女に平凡な人生を与えてくださらなかったの・・・」と。
政略結婚させられ、愛してもいない男性との間に子どもをつくらなければならない・・しかし、夫は肉体的欠陥がありなかなか子どもは授からない・・・どれだけ悩んだことでしょう。その虚しさを忘れる為、オペラ観賞や舞踏会やら楽しむことを考えていたアントワネット・・・。同じ女性として、同情します。
王妃という地位は、女性の中でも最高の権力であり、自分の意見に逆らう者はいないし・・・・贅沢だってできる・・!しかし、自由というものがなく、愛する男性とも会いたいだけ会えないし、恋人のように人前で堂々と振舞うこともできない・・自由というものが、どれだけ欲しいと思ったことであろうか・・。彼女はきっと、次に生まれ変わるなら、地位も名誉もいらない・・・平凡な女性に生まれたいと思ったことでしょう。
→ベルばらキッズのアントワネット